ハンドルネーム:オオシマ博士(昭和58年製) 肩書き:昭和レトロ収集家 / 元ゲームショップ店員(設定) プロフィール文例: 「昭和生まれのレトロマニア。ファミコン・ベーゴマからナショナル家電、駄菓子屋グッズまで、“誰かと共有しなくても楽しい懐かしの世界”を深掘りするブログです。1人の時間にニヤッとできる、そんな“マイレトロ”を一緒に楽しみましょう。」 ※ブログは広告を利用しています。
2025年6月16日月曜日
17. 昭和弁当を再現!あの懐かしのアルマイト弁当箱に、おかず10選を詰めてみた!
17. 昭和弁当を再現!あの懐かしのアルマイト弁当箱に、おかず10選を詰めてみた!
こんにちは!「ひとり昭和研究室」室長のオオシマ博士です。
皆さんは、お昼ご飯にどんなお弁当を食べていましたか?私の場合、給食の日もあれば、母が作ってくれたお弁当の日もあって、いつもお昼の時間が楽しみでした。
特に記憶に残っているのが、あの**「アルマイト製のお弁当箱」**なんです。銀色で、カチャカチャと音がして、蓋を開けると、何とも言えない懐かしい香りがする…そんなお弁当箱、皆さんの記憶にもありませんか?
最近は、保温機能つきのランチジャーや、おしゃれなデザインのプラスチック製、木製のお弁当箱がたくさん出ていますよね。どれも便利で素敵なんですが、たまにはあの頃の素朴なお弁当を、一人でじっくり味わってみたくなるんです。
というわけで今回は、私の「ひとり昭和研究」の一環として、念願のアルマイト弁当箱を手に入れ、そこに昭和の食卓を彩った懐かしのおかずを10種類も詰め込んで、あの頃の「昭和弁当」を再現してみることにしました!
「え、どんなおかずを詰めたの?」「あの弁当箱、今でも手に入るの?」
きっとそんな疑問が湧いてきたはず!この記事を読めば、皆さんもきっと、自分だけの「マイ昭和弁当」を作りたくなっちゃいますよ。
アルマイト弁当箱の魅力って何だろう?
まず、再現に欠かせないアルマイト弁当箱について、少しだけ語らせてください。
アルマイトとは、アルミニウムの表面を加工して、錆びにくく、丈夫にした素材のこと。私が子どもの頃はもちろん、もっと昔から、給食の食器やお弁当箱として、日本の食卓で大活躍していました。
今の視点で見ると、正直、保温性があるわけでもなく、落とせば凹むし、電子レンジも使えません。見た目も、今のカラフルで可愛いお弁当箱に比べると、ちょっと地味かもしれませんね。
でも、あの銀色のシンプルなデザイン、そして何よりもカチャカチャという独特の音。これら全てが、私にとっては懐かしさと温かさを感じさせる魅力なんです。給食の時間を思い出したり、遠足のお弁当を思い浮かべたり…あの箱には、たくさんの思い出が詰まっているんですよね。
そして、アルマイト弁当箱のもう一つの魅力は、おかずが映えること!シンプルだからこそ、中に詰めたおかずの色合いや形が際立って見えるんです。まるで、一枚の絵を描くように、おかずを詰めるのが楽しくなりますよ。
昭和のお弁当って、どんな感じだったの?
さて、本題の「昭和弁当」です。
私が記憶している限り、昭和のお弁当って、今のように彩り豊かで、凝ったキャラ弁…なんてものはほとんど見かけませんでした。
どちらかというと、**質実剛健で、栄養バランスが考えられていて、何より「食べやすい」**ことが重視されていた気がします。朝早くからお母さんが、家族のために愛情を込めて作ってくれていた、そんな温かいお弁当が多かったのではないでしょうか。
おかずの種類も、肉類、卵、野菜、そしてご飯。基本をしっかり押さえている印象です。そして、当時は冷凍食品も今ほど普及していなかったので、ほとんどがお母さんの手作りだったはず。手間暇かけて作ってくれたお弁当を、学校や職場で広げて食べる時間って、本当に幸せでしたよね。
いざ実践!アルマイト弁当箱に詰める、懐かしのおかず10選!
それでは、今回私がアルマイト弁当箱に詰め込んだ、厳選した懐かしのおかず10種類をご紹介します!どれも、昔の食卓でおなじみだった、素朴で優しい味わいのものばかりを選んでみました。
鶏肉の唐揚げ(味付けは醤油と生姜シンプルに!)
お弁当のおかずの王様といえば、やっぱり唐揚げですよね!今のように複雑な衣の味付けではなく、醤油と生姜でシンプルに下味をつけた、どこか懐かしい味わいです。冷めても美味しいのがポイント。茶色いおかずだけど、これがあるとテンションが上がりました!
卵焼き(甘めの味付けで、ふんわりと)
これもお弁当の定番!お母さんの卵焼きは、だいたい甘めの味付けでしたよね。だし巻き卵とはまた違う、素朴な甘さがアルマイト弁当箱によく似合います。彩りもよく、ホッと安心する存在です。
赤ウインナー(タコさん、カニさんにして!)
昭和弁当の象徴!これがないと始まりません。赤くて細長いウインナーに、包丁で切り込みを入れてタコさんやカニさんにするだけで、お弁当が一気に華やかになります。昔はこんなに赤いウインナーが普通でしたよね。
ポテトサラダ(手作りで、ごろごろ感を残して)
ジャガイモの食感がしっかり残っていて、マヨネーズと塩胡椒でシンプルに味付けされたポテトサラダ。コーンやキュウリ、ハムなどが入っていると、ちょっと贅沢な気分になりました。これも、お母さんの手作りの味がしました。
きんぴらごぼう(ごぼうと人参だけ!)
彩りと食物繊維をプラス!ごぼうと人参を細切りにして、甘辛く炒めたきんぴらごぼう。地味だけど、ご飯が進むんですよね。あのシャキシャキとした食感がたまりません。
ほうれん草のおひたし(醤油と鰹節でシンプルに)
緑の彩りとして、ほうれん草のおひたしは欠かせません。茹でてギュッと絞ったほうれん草に、醤油をちょっとたらして、鰹節をパラパラ。素朴だけど、栄養満点で安心できる一品です。
切り干し大根の煮物(優しい甘めの味付けで)
乾物を使った、昔ながらの煮物。切り干し大根、油揚げ、人参などが入っていて、優しい甘辛い味が染みていました。これも、お袋の味!という感じがしますよね。
ブロッコリーとミニトマト(彩り担当!)
昭和のお弁当でも、彩りは意識されていました。茹でたブロッコリーと、真っ赤なミニトマトは、お弁当箱の中をパッと明るくしてくれます。特に、ミニトマトは、昔は高級品だった記憶があります。
ごはん(白米に梅干しと黒ごま!)
主食のご飯は、もちろん白米です!アルマイト弁当箱にぎゅっと詰められた白米は、それだけでご馳走でした。真ん中に大きな梅干しを一つ置いて、その周りに黒ごまをパラパラと振ると、これぞ昭和の日の丸弁当!見た目も美しく、食欲をそそります。
ミカン(デザートは季節の果物で!)
デザートは、凝ったものではなく、季節の果物でした。冬ならミカン、夏なら一口サイズのスイカやブドウ。これがお弁当箱の隅にちょこんと入っていると、嬉しかったですよね。今回は、私が大好きなミカンを選んでみました。
実際に詰めてみて感じたこと
さて、これらのおかずを、実際にアルマイト弁当箱に詰めてみました。
まず感じたのは、**「隙間なく詰めることの大切さ」**です。
アルマイト弁当箱はシンプルな長方形なので、いかにデッドスペースを作らず、きっちりとおかずを詰めるかがポイントになります。おかず同士が寄り添い合うように詰めることで、持ち運び中に中身が崩れにくくなりますし、見た目も美しくなります。
そして、それぞれのおかずの色合いを意識して配置するのも楽しい作業でした。茶色い唐揚げの隣には、緑のほうれん草。真っ白なご飯の上には、真っ赤な梅干し。彩り豊かにすることで、食欲もそそられます。
全て詰め終わったお弁当箱を眺めると、なんだか感動してしまいました。
まるで、昔の自分が持っていたお弁当箱が、そのまま目の前にあるような感覚。
この銀色の箱の中に、お母さんの愛情と、私の思い出がぎゅっと詰まっている…そんな風に感じられたんです。
一人で味わう、昭和弁当の至福
そして、いよいよ実食です。
私は、この再現弁当を、自宅で一人、静かに味わってみることにしました。
お箸で唐揚げを一口。冷めても美味しい、あの懐かしい醤油の味が口いっぱいに広がります。
甘い卵焼き、タコさんウインナー、シャキシャキのきんぴら。一つ一つのおかずが、子どもの頃の記憶を呼び覚ましてくれます。
白米に梅干しを少し崩して食べる時の、あの酸っぱさとご飯の甘さのハーモニー。
そして、最後にデザートのミカンを食べる時の、さっぱりとした後味。
どれも、決して豪華なご馳走ではないけれど、心と体をじんわりと温めてくれる、優しい味わいでした。
一人でゆっくりと、一口一口を大切に味わうことで、おかず一つ一つに込められた、昔の暮らしの温かみや、作る人の愛情を、より深く感じることができたような気がします。
普段、忙しい毎日の中で、コンビニのお弁当や外食に頼りがちな私たちですが、たまにはこうして、昔を懐かしみながら、手作りのお弁当を味わってみるのも良いものですね。
あなたも「マイ昭和弁当」を作ってみませんか?
今回の「ひとり昭和研究」を通して、私は改めて、昭和のお弁当が持つ温かみと奥深さを感じることができました。
もし、この記事を読んで、「私も昭和弁当作ってみたいな」と思ってくれた方がいたら、ぜひ挑戦してみてください!
アルマイト弁当箱は、今でもネットショップや、昔ながらの金物屋さんなどで手に入れることができますよ。新しいものでも、使い込むほどに味が出て、あなただけの「マイ弁当箱」になっていくはずです。
中に入れるおかずは、今回ご紹介したもの以外にも、例えば、
ミートボール
エビフライ
ちくわキュウリ
ナポリタン
ほうれん草の胡麻和え
大学いも など、昔懐かしいものはたくさんありますよね。
完璧に再現しようとしなくても大丈夫です。あなたにとっての「懐かしい味」をいくつか選んで、アルマイト弁当箱に詰めてみるだけで、きっと素敵な「昭和弁当」が完成するはずです。
そして、そのお弁当を、一人でゆっくりと味わってみてください。きっと、お腹も心も満たされる、温かい時間が過ごせるはずですよ。
今回の研究成果が、皆さんの「ひとり昭和研究」のヒントになれば嬉しいです。
それでは、また次回の研究成果でお会いしましょう。オオシマ博士でした!
