ハンドルネーム:オオシマ博士(昭和58年製) 肩書き:昭和レトロ収集家 / 元ゲームショップ店員(設定) プロフィール文例: 「昭和生まれのレトロマニア。ファミコン・ベーゴマからナショナル家電、駄菓子屋グッズまで、“誰かと共有しなくても楽しい懐かしの世界”を深掘りするブログです。1人の時間にニヤッとできる、そんな“マイレトロ”を一緒に楽しみましょう。」 ※ブログは広告を利用しています。
2025年6月16日月曜日
13. なんでも100円じゃなかった!昭和の物価を今と比べてみたら、意外な発見があった話
こんにちは!「ひとり昭和研究室」室長のオオシマ博士です。
皆さんは、お店で何か買い物をする時、「これ、だいたい○○円くらいかな?」って、感覚的に値段を予想することってありますよね。特に最近は、百円ショップが大活躍で、なんでも「百円だったら嬉しいな!」なんて思っちゃったりして。
でも、私が子どもの頃の昭和時代は、もちろん百円ショップなんてありませんでしたし、今とは物価の感覚が全然違ったんです。もちろん、当時は当時の給料があって、今の収入と比較するわけにはいかないですが、純粋に「モノの値段」だけを比べてみると、面白い発見がたくさんあるんですよ。
「昔って、何がいくらくらいだったんだろう?」「今の値段と比べて、安かったの?高かったの?」
そんな素朴な疑問を抱いている方もいるかもしれませんね。そこで今回は、私の「ひとり昭和研究」の一環として、昭和の代表的なモノの値段と、今の値段を比較してみることにしました!
タイムスリップした気分で、当時の物価の感覚を一緒に味わってみませんか?きっと、皆さんの「へぇ~!」という声が聞こえてくるはずですよ!
昭和の物価って、どんな時代だった?
私が子どもの頃、昭和の終わりから平成の初めにかけての記憶をたどると、物価は今よりも全体的に安かったような気がします。もちろん、それは当時のお小遣いや給料とのバランスがあってのことなんですが、純粋に金額だけを見ると、そう感じるんです。
当時は、消費税もまだ導入されていませんでしたし、コンビニエンスストアも今ほど多くはありませんでした。お買い物といえば、近所の商店街やデパート、スーパーが中心。店主さんとの会話を楽しみながら買い物をする、そんな日常がそこにはありました。
「安かった」という印象は強いですが、一方で、今の便利なサービスや、大量生産によるコストダウンがまだ進んでいなかった時代でもあります。そう考えると、一概に「昔の方が安かった!」とは言えない部分もあるんです。モノによっては、今のほうがずっと手に入りやすくなっていたり、機能が進化していたりしますからね。
昭和VS令和!あの頃の「モノの値段」を徹底比較!
それでは、具体的にいくつかのモノを取り上げて、昭和時代と今の物価を比較してみましょう!あくまで私の個人的な記憶や、当時の資料を参考にしていますが、皆さんの「懐かしい!」という気持ちを刺激できたら嬉しいです。
(※当時の物価は年によって変動しますし、地域差もありますので、あくまで参考としてご覧くださいね!)
1. 子どもたちの憧れ!「ファミコンソフト」
昭和(1980年代後半): だいたい4,900円~5,800円くらい
令和(現在の新作ゲームソフト): だいたい6,000円~8,000円くらい
これはどうでしょう?意外と昔も高かった、という印象を持つ方もいるかもしれませんね。当時は、カセット(ROM)の製造コストも高かったですし、何よりもゲームというエンターテイメントが、今ほど普及していませんでした。子どものお小遣いで買うには、本当に清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟が必要でした。友達と協力して買う、なんてこともありましたね。今のゲームソフトに比べると、大幅な値上がりというわけではないですが、当時のお小遣いを考えると、かなりの高額商品でした。
2. 小腹が空いたらコレ!「駄菓子」
昭和(1980年代): だいたい10円~30円くらい
令和(現在): だいたい20円~50円くらい
これは、まさに「倍くらいになったな~」という印象ですね。昔は10円玉を握りしめて駄菓子屋さんに行けば、何かしら買えたものです。うまい棒は10円でしたし、小さなチョコやガムも10円、20円が主流でした。今は最低でも20円から、という感じでしょうか。でも、あの頃のワクワク感は、値段が変わっても色褪せないですよね!
3. 漫画といえばこれ!「少年週刊誌」
昭和(1980年代後半): だいたい170円~190円くらい
令和(現在): だいたい250円~300円くらい
これも少し値上がりしていますが、今でも気軽に買える値段帯ですよね。毎週月曜日が待ち遠しくて、学校帰りに本屋さんやコンビニに駆け込んだものです。分厚い雑誌に、たくさんの漫画が詰まっていて、あれだけの情報量でこの値段というのは、当時も今も、かなりの企業努力の結果だと思います。
4. みんなが大好き!「カップラーメン」
昭和(1980年代): だいたい150円~200円くらい
令和(現在): だいたい200円~300円くらい(種類による)
これは、意外と値上がりの幅が小さいなと感じませんか?もちろん、種類も増えて、高級なものも出ていますが、基本的なカップラーメンの価格は、昭和の頃からそれほど劇的な変化はないように思います。それだけ、当時から完成された商品で、企業努力で価格を抑え続けているのかもしれませんね。急いでいる時や、小腹が空いた時に、いつでも頼りになる存在です。
5. 夏の定番!「かき氷(カップ入り)」
昭和(1980年代): だいたい100円~150円くらい
令和(現在): だいたい150円~250円くらい
駄菓子と同じく、気軽に買える冷たいデザートとして、夏には欠かせないものでした。これも少し値上がりしていますが、あのシャリシャリとした食感と、鮮やかなシロップの甘さは、いつの時代も私たちを幸せにしてくれますね。
6. 日常の足!「電車・バスの初乗り運賃」
昭和(1980年代): だいたい100円~130円くらい
令和(現在): だいたい150円~180円くらい(地域差あり)
これも、少しずつ値上がりはしていますが、劇的な変化ではないですね。私たちの日々の生活を支える公共交通機関の料金は、比較的安定していると言えるかもしれません。当時も今も、ワンコインで気軽に移動できるというのは、ありがたいことです。
7. 外食の代表格!「かけうどん・かけそば」
昭和(1980年代): だいたい200円~300円くらい
令和(現在): だいたい300円~500円くらい
これも、値上がりの幅はそれなりにありますが、庶民の味方であることには変わりありません。昔も今も、サッと食べられて、温まるうどんやそばは、私たちのお腹と心を癒やしてくれる存在ですね。立ち食いそば屋さんなんかは、今も昔も変わらない雰囲気が魅力です。
8. 子どものお小遣いといえば!「缶ジュース」
昭和(1980年代): だいたい100円くらい
令和(現在): だいたい120円~160円くらい
自動販売機が普及し始めた頃、100円玉を投入してジュースを買うのが、ちょっとした贅沢でした。今は120円からが一般的ですが、種類も増えて、よりどりみどりになりましたね。昔はファンタグレープとか、メロンソーダとか、定番が決まっていました。
9. 一人暮らしの必需品?「単行本(文庫本)」
昭和(1980年代): だいたい300円~600円くらい
令和(現在): だいたい500円~900円くらい
本も少しずつ値上がりしていますね。でも、文庫本なら今でも比較的手軽に買える価格帯です。昔も今も、電車の中で本を読んだり、寝る前に活字を追ったりする時間は、私たちに静かな安らぎを与えてくれます。
10. 家電の代表格!「カラーテレビ(中型)」
昭和(1980年代): だいたい10万円~20万円くらい
令和(現在): だいたい3万円~10万円くらい(同等サイズ)
これは、**圧倒的に今のほうが安い!**という結果になりましたね。昔のカラーテレビは、本当に高価な買い物で、一家に一台の「宝物」でした。家電量販店で、家族みんなで「どれにしようか」と真剣に悩んだ記憶があります。それが今や、数万円で高性能な薄型テレビが手に入る時代。技術の進化と大量生産の賜物ですね。テレビの値段だけ見ると、「なんでも100円」どころか、昔はもっと高かったんだな、と実感させられます。
昭和の物価から見えてくるもの
こうして比較してみると、モノによって値上がりの幅は様々ですね。
大量生産や技術革新が進んだもの(家電など)は、今のほうが劇的に安くなっている。
手作りやサービス、原材料費の影響を受けやすいもの(駄菓子、外食など)は、少しずつ値上がりしている。
比較的安定しているもの(雑誌、交通費など)もある。
そして何よりも、この比較から見えてくるのは、**「時代ごとの価値観の変化」**です。
昭和の時代は、今ほど物が溢れていませんでした。だからこそ、一つ一つのモノに対する価値や、手に入れることの喜びが、今よりも大きかったのかもしれません。ファミコンソフトを買うために、何ヶ月もお小遣いを貯めたり、駄菓子一つ買うのにも真剣に悩んだり。
今の私たちは、欲しいものが手軽に、そして安く手に入る時代に生きています。それはもちろん便利で豊かなことですが、時には、あの頃の「モノを手に入れるまでのプロセス」や「一つ一つのモノへの愛着」というものを、思い出してみるのも良いかもしれませんね。
まとめ:物価比較から広がる「ひとり昭和研究」の世界
今回の物価比較は、私にとって非常に興味深い「ひとり昭和研究」となりました。
ただ数字を並べるだけでなく、その背景にある当時の人々の暮らしや、社会の変化に思いを馳せることができました。
「あの頃、これがこの値段だったんだな…」と、タイムスリップしたような気分で、様々な思い出が蘇ってきました。それは、単なる値段の比較を超えて、私たち自身の歴史や、社会の移り変わりを感じさせてくれる、奥深い体験でした。
もし、皆さんも気になる昭和のモノの値段があったら、ぜひ調べてみてください。
きっと、あなただけの新しい発見や、懐かしい思い出が、そこから広がっていくはずです。
今回の研究成果が、皆さんの「ひとり昭和研究」のヒントになれば嬉しいです。
それでは、また次回の研究成果でお会いしましょう。オオシマ博士でした!
